概要
今回のブログポストでは React フレームワークであるNext.js
をインストールして使う方法について説明します。また、生成されたプロジェクトのフォルダと役割について説明します。
- Next.js: https://nextjs.org/
Webpack
を設定して React を始まる方法や、create-react-app
を使って React プロジェ k つおを生成する方法については以前のブログポストを確認してください。
ここで紹介するソースコードは下記のリンクで確認できます。
ブログリスト
このブログポストはシリーズで作成されています。次はNext.js
のシリーズリストです。
- [Next.js] 始まる
- [Next.js] TypeScript
- [Next.js] Prettier
- [Next.js] 絶対パスでコンポーネント追加
- [Next.js] テスト
- [Next.js] Storybook
- [Next.js] Storybook のバックグラウンド変更
- [Next.js] 多言語
- [Next.js] MUI
Node のインストール
Next.js を使って React プロジェクトを開発するためには Node のインストールが必要です。各 OS に合わせて Node をインストールします。
macOS
Homebrew
はマックにパッケージをインストールしたり、管理するマック専用のパッケージ管理者です。Homebrew を使ってマックに必要なパッケージを簡単にインストールすることができます。次のコマンドを実行してHomebrew
をインストールします。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
インストールしたら、次のコマンドを実行してうまくインストールされたか確認します。
brew --version
もし、バージョンが見えない場合、ターミナルを終了して、再び起動して実行してみます。すでに Homebrew がインストールされた方は下記のコマンドを実行してNode
をインストールします。
brew install node
Windows
ウィンドウズではChocolatey
と言うパッケージマネージャーを使います。管理者権限でCMD
またはPowershell
を開いて、下記のコマンドを実行してChocolatey
をインストールします。
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bor 3072; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))
インストールが完了されたら、次のコマンドを実行してインストールができたか確認します。
choco –version
Chocolatey のバージョンが表示されない場合は、CMD または Powershell を終了して再び実行します。Chocolatey がインストールされたら下記のコマンドを実行してNode
をインストールします。
choco install -y nodejs.install
create-next-app のインストール
React フレームワークであるNext.js
を使うためにはcreate-next-app
をインストールする必要があります。次のコマンドを使ってcreate-next-app
をインストールします。
npm install -g create-next-app
インストールが完成されたら、次のコマンドを実行してcreate-next-app
がインストールされたか確認します。
create-next-app --version
問題なくインストールされたら、下記のようにcreate-next-app
のバージョンが表示されます。
12.0.10
Next.js プロジェクト生成
次はインストールしたcreate-next-app
を使って Next.js プロジェクトを生成してみましょう。
npx create-next-app my-app
上のコマンドを実行すると下記のように Next.js プロジェクトが生成されることが確認できます。
|-- pages
|-- public
|-- styles
|-- .eslintrc.json
|-- next.config.js
|-- package.json
このようにcreate-next-app
を使って生成した Next.js プロジェクトのフォルダとファイルは下記のような役割をします。
- public: create-next-app で開発する Next.js プロジェクトの Static ファイル(イメージファイルなど)が保存されるフォルダです。
- pages: Next.js プロジェクトで画面に表示されるページを保存するフォルダです。
- pages/index.js: index ページ(
/
)に該当するファイルです。 - pages/_app.js: 全てのページに共通で使えるコンポーネントです。全てのページにレイアウトなどを設定する時使います。
- styles: スタイルファイル(css)を保存する時使うフォルダです。
- styles/globals.css: 全てのページに適用されるスタイルファイルです。
- styles/Home.module.css: index.js ファイルで使うスタイルファイルです。
- .eslintrc.json: 静的コード分析ツールである
ESLint
の設定に関するファイルです。 - next.config.js: Next.js プロジェクトに関する設定ファイルです。
- package.json: 開発に必要なライブラリを管理するファイルです。
プロジェクト実行
create-next-app で生成した Next.js プロジェクトのpackage.json
ファイルを開くと次のような内容が確認できます。
"scripts": {
"dev": "next dev",
"build": "next build",
"start": "next start",
"lint": "next lint"
},
次は create-next-app で生成した Next.js プロジェクトで使えるスクリプトです。
- dev: Next.js プロジェクトを開発モード(development mode)で実行します。
- build: Next.js プロジェクトを
production mode
でビルドします。 - start: Next.js プロジェクトを productoin mmode で実行します。
- lint: Next.js で基本的に設定された ESLint の設定を使って ESLint を実行します。
新しく生成された Next.js プロジェクトを実行するため次のコマンドを実行します。
npm run dev
上のコマンドがうまく実行されると、ブラウザでhttp://localhost:3000
が自動で開いて、下記のような画面が表示されます。
完了
今回のブログポストではcreate-next-app
を使って Next.js プロジェクトを実行する方法について解説しました。皆さんも今から create-next-app を使ってもっと簡単に React プロジェクトを始めてみてください。
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