概要
Gitでバージョン管理をする際に間違ったコミットメッセージでコミットする場合があります。このためGitでは最後のコミットメッセージを修正できるようにamendオプションを提供しています。
今回のブログポストではGitのamendオプションを使って最後のコミットメッセージを修正する方法について説明します。
git log
まず、次のようにgit logコマンドを実行して現在のGitの状態を確認します。
git log
そしたら、次のように現在のコミット内容を確認することができます。
commit 3088f6f4174174d5aefa7ab65a9d8f85640766e3 (HEAD -> main)
Author: dev-yakuza <[email protected]>
Date: Tue Oct 25 14:43:39 2022 +0900
Add test.txt file
修正やコミット
次は特定ファイルを修正した後、次のようにgit commitコマンドを使って間違ったコミットメッセージでコミットします。
# git add .
git commit -m 'wrong message'
このように間違ったコミットメッセージでコミットをした後、次のようにgit logコマンドを使ってコミット内容を確認します。
git log
そしたら、次のように間違ったコミットメッセージがログに表示されることが確認できます。
commit 681d07fc09f74070ea480a610605e771d708ed4e (HEAD -> main)
Author: dev-yakuza <[email protected]>
Date: Tue Oct 25 14:47:16 2022 +0900
wrong message
git commit –amend
このように間違ったコミットメッセージでコミットをした場合、次のようにgit commit --amendコマンドを使ってメッセージを修正することができます。
git commit --amend
コマンドを実行したら次のようにviエディタが表示され、メッセージを修正する画面が表示されます。
wrong message
# Please enter the commit message for your changes. Lines starting
# with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit.
#
# Date: Tue Oct 25 14:47:16 2022 +0900
#
# On branch main
# Changes to be committed:
# modified: test.txt
ここでメッセージを修正した後、またgit logコマンドを実行してメッセージが修正されたか確認してみます。
git log
問題なくコミットメッセージを修正したら、次のように間違ったコミットメッセージがうまく修正されたことが確認できます。
commit 8002379053b52c0dba4e94bc734bd158ce83d695 (HEAD -> main)
Author: dev-yakuza <[email protected]>
Date: Tue Oct 25 14:47:16 2022 +0900
correct message
git commit –amend -m
git commit --amendコマンドでメッセージを修正する画面を使って間違ったメッセージを修正することもできますが、次のコマンドを使ってコミットメッセージを直接修正することもできます。
git commit --amend -m 'modify message directly'
このように修正した後、またgit logコマンドを実行してみます。
git log
そしたら次のように、コミットメッセージがうまく修正されたことが確認できます。
commit 11a16aa7f686e34d2d71c078460ef743783652c4 (HEAD -> main)
Author: dev-yakuza <[email protected]>
Date: Tue Oct 25 14:47:16 2022 +0900
modify message directly
完了
これでGitのamendオプションを使って最後のコミットメッセージを修正する方法についてみてみました。今後、皆さんもコミットメッセージを作成した際に、タイポや間違ったメッセージを追加した場合、amendオプションを使って修正してみてください。
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